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近江八幡の空き家どうする?活用・売却・解体の判断ガイド

「実家が空き家になって1年。固定資産税を払い続けながら管理に通う負担はもう限界だ。でも、どう処分すればいいのか見当もつかない」――そんな状況を抱えている方は、近江八幡市でも決して珍しくありません。売却すべきか、リノベーションして活用すべきか、それとも解体して更地にすべきか。選択肢ごとにメリットとリスクが大きく異なるだけに、判断に迷うのは当然のことです。この記事では、近江八幡市の空き家情報バンクや補助金制度、地域の不動産市場の動向を踏まえながら、近江八幡 空き家 物件をお持ちのあなたが自分の状況に合った最善策を見つけられるよう、判断の基準を丁寧に解説していきます。

近江八幡の空き家どうする?活用・売却・解体の判断ガイド

近江八幡市の空き家情報バンク

空き家のイメージ

近江八幡市の空き家情報バンクは、所有者と利用希望者をつなぐ公的なマッチング制度で、空き家の活用・売却を検討する第一歩として有効です。

空き家情報バンクとは

近江八幡市の空き家情報バンクとは、市内にある空き家を「売りたい」「貸したい」と考えるオーナーと、「近江八幡市に移住・定住したい」「物件を活用したい」と考える利用希望者を結びつけるための、市が運営するマッチング制度です。2016年9月に施行された「近江八幡市空家対策の推進に関する条例」に基づく空家等対策計画の一環として位置づけられており、民間の不動産流通では拾いきれない地域固有の物件情報を広く公開することを目的としています。

この制度の大きな特徴は、行政が間に入ることで所有者・希望者双方の安心感が高まる点にあります。民間の不動産会社には出回りにくい古民家や築年数の古い物件でも登録できるため、リノベーションを前提に活用を検討している方にとっては選択肢が広がります。空き家をリノベーションして新たな住居やビジネス拠点として活用する事例は近江八幡市内でも増えており、こうした動きを後押しする仕組みとして注目を集めています。若い世代の移住促進という地域課題とも連動していることから、単に物件を手放すだけでなく「地域に貢献する形で空き家を活用する」という観点で、所有者にとっても前向きに取り組みやすい制度といえるでしょう。

登録物件の一覧

2026年時点で、近江八幡市の空き家情報バンクには常に数件〜十数件の物件が登録・更新されています。民間市場の流通物件も合わせると選択肢はさらに広がります。物件の種別は戸建て住宅が中心ですが、店舗兼住宅や農家住宅なども一部含まれており、築年数・間取り・売却または賃貸の別・希望価格・現況写真といった情報が物件ごとに掲載されています。

一覧には、近江八幡市の旧市街地エリアにある歴史的な町家建築や、農村部の広い敷地を持つ物件なども含まれており、都市部にはない独自の魅力があります。そのままの状態では売却が難しいケースも多いものの、空き家情報バンクを通じてリノベーションや活用に意欲的な買い手・借り手と出会える可能性があります。価格を抑えた掘り出し物件も存在するため、移住希望者からの問い合わせが継続的に発生しているのも特徴です。

一方で、登録件数自体は限られているため、希望条件に合う物件がすぐに見つかるとは限りません。利用希望者は定期的に一覧を確認する習慣をつけるとともに、新着情報の通知サービスがあれば積極的に活用することをおすすめします。所有者側から見ても、登録することで一定数の目に触れる機会が生まれるため、まず登録してみることが売却・活用への近道になります。

物件登録・利用希望者登録方法

物件を登録したい所有者は、まず近江八幡市の担当窓口(都市政策部 住宅施策推進室など)に問い合わせ、登録申請書類を入手するところから始まります。必要書類は物件の登記事項証明書や位置図、現況写真などが一般的です。書類を揃えて提出すると、市が内容を確認したうえで情報バンクのウェブサイトに掲載されます。登録にあたって仲介手数料は発生しませんが、実際に売買・賃貸契約を結ぶ際は別途、宅地建物取引業者を介した手続きが必要になる場合があります。

利用希望者(物件を探したい方)の登録も同様に市の窓口またはウェブサイト上で受け付けており、希望エリアや用途・予算などの条件を登録しておくことで、条件に合う物件が出た際に連絡を受けられる仕組みになっています。近江八幡 空き家 物件の処分を検討している方にとっては、「まず登録してみる」という一歩が、売却・活用の可能性を広げる具体的な行動になります。窓口での相談は無料で行えますので、遺品整理が完全に終わっていない段階でも、情報収集を目的に問い合わせることは十分に意味があります。

近江八幡市の空き家・中古住宅の購入情報

近江八幡市の中古住宅市場は物件数が豊富で、空き家バンクや民間流通を通じた購入機会が広がっています。

中古住宅・中古一戸建ての市場動向

近江八幡市の中古住宅市場は、ここ数年で移住検討者や投資家からの注目度が着実に上がっています。背景にあるのは、市内における空き家率の上昇です。2018年の調査時点で市内の空き家率は11.6%となっており、その後も高水準で推移しているとみられ、それに伴って中古一戸建て物件の流通数も増加傾向にあります。特に築30〜40年の木造住宅が多く、価格帯は500万円台から1,500万円程度の物件が中心です。

近江八幡市には旧市街地の歴史的な町並みや琵琶湖へのアクセスのよさという強みがあり、移住希望者や二拠点生活を検討する層からの需要も一定数あります。大津市や草津市といった滋賀県内の都市部からのアクセスも良好なため、週末移住や将来的な定住を見据えた購入者が増えていることも、この市場の大きな特徴といえるでしょう。

ただし、物価上昇の影響でリノベーション費用が高騰しており、表面的な物件価格が安くても実際の取得コストが想定を上回るケースも出ています。購入を検討する際は、物件価格だけでなく修繕・改修費用まで含めたトータルコストで判断することをおすすめします。

おすすめの物件一覧

近江八幡市で近江八幡 空き家 物件や中古住宅を探す際には、大きく分けて「近江八幡市空き家情報バンク」と「民間の不動産流通市場」の2つのルートがあります。

市が運営する空き家情報バンクや民間の流通物件を合わせると、市内では常時多くの中古一戸建てが流通しており、売却・賃貸を希望するオーナーと購入・入居希望者のマッチングが行われています。登録物件の多くは旧市街地や農村部に位置する一戸建てで、価格帯は数十万円から数百万円と幅広く、なかにはほぼ無償に近い条件で提供される物件も存在します。空き家バンクへの登録・閲覧は市の公式サイトから行えるため、まずは一度確認してみてください。

一方、民間の不動産仲介会社を通じた流通物件は、リフォーム済みや瑕疵担保保険付きの物件も多く、安心感という点では空き家バンク物件より高い場合があります。近江八幡市内には地元密着型の不動産会社も複数あり、エリアの特性や物件の詳細な状況を把握しているため、初めて購入する方にとっては相談しやすい環境が整っています。

購入時の注意点

近江八幡市で中古住宅や空き家物件を購入する際には、いくつかの点を事前に確認しておくことが大切です。

建物の築年数と耐震性能 1981年以前に建てられた旧耐震基準の建物は、現行の耐震基準を満たしていない可能性が高く、耐震改修工事が必要になる場合があります。改修費用は数十万円から数百万円に及ぶこともあるため、購入前にホームインスペクション(住宅診断)を実施しておくと安心です。

固定資産税の変動リスク 住宅が建っている土地には固定資産税の軽減措置が適用されていますが、建物を解体して更地にすると、その軽減措置が外れ、税額が最大で6倍程度に跳ね上がることがあります。購入後に解体を検討している場合は、税務当局や不動産の専門家に事前に相談することを強くおすすめします。

景観条例・保全規制の確認 近江八幡市の一部エリアでは、景観条例や歴史的建造物の保全に関する規制がかかっている場合があります。外観の変更やリノベーションの自由度が制限されるケースもあるため、購入前に市の担当窓口で用途地域や規制内容を確認しておきましょう。

近江八幡市の地域特性と住環境

近江八幡市は琵琶湖畔に広がる歴史と自然豊かな地域で、交通利便性と生活環境の両立が魅力です。

交通アクセス

近江八幡市では、JR琵琶湖線(東海道本線)の近江八幡駅を中心に交通ネットワークが整備されています。大津駅から近江八幡駅まではJR琵琶湖線の普通列車で約25分、新快速を使えば約17分と非常にアクセスが良く、週に数回実家へ通うような維持管理を想定しても、距離感としては現実的な範囲に収まります。

車でのアクセスも充実しており、名神高速道路の蒲生スマートインターチェンジや竜王インターチェンジを利用すれば周辺都市からスムーズに移動できます。国道8号線や国道477号線といった幹線道路も市内を通っているため、日常的に車を使う方にとっても不便を感じにくい環境です。

ただし、旧市街地や農村部など市内の一部エリアでは公共交通機関の本数が限られており、空き家物件の立地によって利便性に差が生じます。近江八幡 空き家 物件を売却・活用する際、最寄り駅やバス停からの距離は買い手・借り手のニーズに直結するため、交通アクセスの条件は物件評価における重要な判断軸のひとつです。

周辺施設

近江八幡市は日常生活に必要な施設が市内にバランスよく揃っており、居住環境としての実用性は高いといえます。近江八幡駅周辺には商業施設が集積し、大型ショッピングモール「イオンモール近江八幡」は市内外から多くの来訪者を集める広域商業拠点として機能しています。食料品・衣料品・医療機関・金融機関が徒歩圏内または短時間の車移動で揃う点は、移住希望者や子育て世代にとって大きな安心材料です。

医療面では、市内に近江八幡市立総合医療センターがあり、救急・専門診療にも対応した中核病院として地域医療を支えています。小中学校の整備状況も良好で、移住促進の観点から若い世代の定住支援も強化されてきました。

空き家の活用を検討する際、周辺施設の充実度は物件の訴求力に直結します。空き家バンクへの登録を通じて移住者とのマッチングを図る場合、「生活利便性の高さ」は特に有効なアピールポイントになります。物件の立地と周辺環境を正確に把握しておくことが、売却・活用どちらの方向性を選ぶ際にも欠かせない前提となります。

地域の魅力

近江八幡市は、ユネスコの世界遺産候補にもなった「琵琶湖」の湖岸に位置し、豊かな自然と歴史的な町並みが共存する独自の文化的魅力を持つ地域です。八幡堀や近江商人の屋敷が残る旧市街地は重要伝統的建造物群保存地区にも指定されており、歴史的景観を活かした観光・移住促進の取り組みが活発に行われています。

こうした歴史的な街並みを背景に、空き家をリノベーションしてカフェや宿泊施設、シェアオフィスとして活用する事例も増えており、地域活性化の観点からも注目を集めています。単なる解体・売却にとどまらず、古民家の風情を活かした活用という選択肢が現実的な可能性として広がっているのは、近江八幡ならではの特徴といえるでしょう。

また、近江八幡市は滋賀県内でも移住者の受け入れに積極的な自治体として知られており、地域おこし協力隊の活動や空き家バンクを通じた移住支援が整備されています。地元住民と移住者が共存しながら地域を再生していくこうした取り組みは、空き家所有者にとって「物件を誰かに有効活用してもらう」という選択への心理的ハードルを下げる効果もあります。実家への愛着を持ちながら処分に悩んでいる方にとって、地域の文化や人のつながりを次世代に引き継ぐ手段として空き家活用を捉え直すことが、前向きな一歩につながるかもしれません。

空き家物件のリノベーション・活用方法

近江八幡の空き家はリノベーションや多様な活用で資産価値を高め、維持費の負担を収益に転換できます。

リノベーションのメリット

空き家を放置すると建物の劣化は着実に進み、固定資産税だけが毎年かかり続けます。リノベーションに踏み切れば物件の資産価値を大きく引き上げられ、売却・賃貸ともに有利な条件を整えやすくなります。

特に近江八幡市のような歴史的な町並みが残るエリアでは、古民家の梁や土壁の風合いをそのまま生かしたリノベーションへの関心が高まっています。昭和初期の木造住宅であっても、断熱・耐震補強を施したうえで内装を刷新すれば、現代の生活水準に対応した住居として生まれ変わります。工事費用の目安は建物の規模や状態によって変わりますが、一般的な一戸建てでは部分リノベーションで200万〜500万円程度、フルリノベーションでは800万〜1,500万円程度が相場です。

近江八幡市には空き家の活用促進を目的とした補助制度もあり、要件を満たせばリノベーション費用の一部を補助金として受け取れる場合があります。2026年時点では市の空家等対策計画に基づく支援メニューが継続されているため、着手前に市の担当窓口へ確認しておくとよいでしょう。補助をうまく活用することで実質的な自己負担を抑えられ、収益化までの期間を短縮できます。

成功事例の紹介

近江八幡市内では、空き家をリノベーションして新たな用途に転換した事例が複数報告されています。代表的なものが、築50年を超える町家を改修してゲストハウスとして開業したケースです。観光客が多い近江八幡では古い建物の風情を生かした宿泊施設への需要が根強く、週末を中心に安定した予約が入るようになったといいます。初期投資は約700万円でしたが、稼働率を60〜70%に維持することで、宿泊収入から管理費や修繕積立を差し引いた手残りが年間100万円を超えた事例もあります。

別の事例では、郊外の広めの空き家をシェアオフィスに改装し、テレワーク需要の高まりを背景に市外からの利用者を獲得しています。月額利用料を設定することで固定費を賄いながら、地域の交流拠点としての役割も担うようになりました。こうした取り組みは、近江八幡 空き家 物件の活用が単なる維持管理コストの削減にとどまらず、地域活性化や移住促進にもつながることを示しています。

空き家の活用アイデア

実家の空き家をどう使うかという問いに対して、売却・解体だけが答えではありません。建物の状態や立地条件に応じて、さまざまな選択肢を検討できます。

まず、賃貸住宅としての活用は最もオーソドックスな方法です。近江八幡市内には滋賀大学や関連企業の施設もあり、単身者向けの賃貸需要が一定程度見込めます。リノベーションを施したうえで賃貸に出せば、毎月の家賃収入が固定資産税や維持費の補填になります。

次に、近江八幡市が運営する「空き家情報バンク」への登録も有効な手段です。登録件数自体は限られているものの、移住を希望する方や地域でビジネスを始めたい方とのマッチングが進められています。売りたい・貸したいどちらの意向にも対応しており、登録手続きも比較的簡便です。

さらに、農家民宿・カフェ・アトリエ・地域の集会スペースといった用途への転換も、補助制度を組み合わせることで現実的な選択肢になります。建物を取り壊さずに活用すれば、解体費用(木造100㎡で一般的に100万〜200万円程度)を節約できるうえ、更地にした際の固定資産税の増額リスクも回避できるという財務的なメリットもあります。

近江八幡市の不動産市場の動向(2026年)

空き家の管理

近江八幡市の不動産市場は空き家増加と需要の偏在が進み、物件の選択と判断が所有者の資産価値を左右する局面に入っています。

価格相場の変化

近江八幡市の不動産価格は、エリアや物件の状態によって大きな開きがあります。市内中心部や旧市街地周辺では、古民家・町家の希少性が評価され、リノベーションを前提とした物件への需要が一定程度保たれています。その一方、郊外や農村部に立つ築年数の古い一戸建ては買い手がつきにくく、売却価格は下落傾向が続いています。

2026年時点で、郊外の築40年超の中古一戸建てが500万円を下回るケースは珍しくありません。特に相続で取得した空き家は、長期間にわたって管理されないまま劣化が進んでいることが多く、買い取り価格が当初の想定を大きく下回りがちです。「思ったより値がつかない」と感じる所有者が後を絶たないのは、こうした価格の実態を事前に把握していないことが一因といえます。

固定資産税の面でも注意が必要です。建物が存在する土地には住宅用地特例が適用されますが、「特定空家」や、その前段階である「管理不全空家」に指定されて行政から勧告を受けると、特例が外れ、税負担が最大6倍に跳ね上がる可能性があります。 価格相場を正確に把握したうえで、早めに売却や活用の方針を固めることが、経済的なリスクを抑えるうえで欠かせません。

需要と供給のバランス

近江八幡市では空き家の供給数が需要を上回る状況が続いており、需給のアンバランスは顕在化しています。市内の空き家率は近年も高水準で推移しており、2026年現在においても大きな改善には至っていません。少子高齢化による人口減少と相続を契機とした空き家の発生が重なり、市場への供給圧力は高まる一方です。

ただし、需要が皆無というわけではありません。近江八幡市は琵琶湖や歴史的な町並みを背景に、移住・定住先として若い世代からの注目を集めています。市が運営する空き家情報バンクには、売却や賃貸を希望する一定数の物件が登録されており、所有者と購入・賃借希望者のマッチングが進められています。古民家や広い敷地を持つ物件については、カフェ・宿泊施設・テレワーク拠点としての活用を検討する層から問い合わせが入るケースもあります。

その一方で、状態の悪い物件や交通利便性の低いエリアの空き家は、バンクへの登録後もマッチングが成立しにくいのが実情です。需要は「条件次第」で大きく変わるため、自分の物件がどのゾーンに属するかを冷静に見極めることが、次の行動を決める第一歩となります。

今後の見通し

2026年以降の近江八幡市の不動産市場は、二極化がさらに進むと予測されます。交通アクセスや生活利便性に優れたエリアの物件は、移住需要や投資目的の購入によって一定の価値を維持できる可能性があります。しかし、インフラが整っていない農村部や老朽化の著しい物件は流通が滞り、資産価値の下落が加速するリスクを抱えています。

国の空き家対策の強化も市場に影響を与えています。2023年の空家等対策特別措置法改正により管理不全空き家への対応が厳格化され、自治体による指導・勧告の対象が拡大されました。近江八幡市でも「近江八幡市空家対策の推進に関する条例」(2016年施行)に基づく対策計画のもと、適切な管理が求められる状況が続いています。

こうした状況を踏まえると、「とりあえず様子を見る」という選択は、固定資産税の負担増や物件価値の低下というリスクを積み重ねることになりかねません。近江八幡 空き家 物件をどう扱うか、売却・活用・解体のいずれを選ぶにしても、早期に方針を定めて動き出すことが、所有者にとっての損失を最小限に抑える現実的な対応といえます。

空き家物件の売却・管理方法

物件購入の手順

近江八幡市の空き家は、適切な手順で売却・管理することで、費用負担と心理的ストレスを大幅に軽減できます。

売却の流れ

空き家を売却する際の基本的な流れは、「査定→媒介契約→販売活動→売買契約→引き渡し」です。ただし、近江八幡 空き家 物件には特有の注意点がいくつかあります。

まず気をつけたいのが、旧耐震基準(1981年以前)の建物が多いという点です。耐震診断の結果次第では売却価格が大きく下がることもあるため、事前に市の耐震診断補助制度を活用して建物の状態を把握しておくと、その後の交渉をスムーズに進めやすくなります。

次に、遺品整理が終わっていない状態でも査定を受けること自体は可能です。「片付けてから売ろう」と考えるうちに何年も動けなくなるケースは珍しくありません。不動産会社によっては遺品整理業者と連携して一括対応してくれるところもあるため、まずは相談だけでも踏み出してみることをおすすめします。

さらに、近江八幡市の空き家情報バンクを活用するという選択肢もあります。登録は無料で、移住希望者や地域活性化を目指す事業者とマッチングできる仕組みが整っており、通常の不動産市場では売れにくい古民家や農地付き物件でも情報バンク経由で成約した事例が実際に出ています。売却を決断した場合は、複数の不動産会社に査定を依頼して価格と条件を比較したうえで、媒介契約を結ぶとよいでしょう。

管理のポイント

空き家を売却せずに保有し続ける場合、管理を怠ると建物の劣化が急速に進み、将来的な売却価格や活用の可能性を大きく損ないます。近江八幡市は琵琶湖に近く湿度が高い環境のため、換気不足による結露やカビ、木部の腐食が起こりやすい点には特に注意が必要です。

最低限の管理としては、月に1〜2回の換気と通水(水道を少量流して排水管の乾燥を防ぐ)、庭の草刈りを定期的に行うことが求められます。これを自分でこなすには大津市から近江八幡市への往復が必要となり、時間的・体力的な負担は決して小さくありません。空き家管理代行サービスを提供する業者も増えており、月額5,000〜15,000円程度で巡回・報告・簡易清掃を依頼できるケースがあります。毎月通う交通費や時間コストと比べると、外部委託が合理的な選択となる場面も多いでしょう。

加えて、火災保険や空き家専用の保険への加入も管理の一環として欠かせません。居住用の火災保険は空き家状態が続くと保険適用外になるケースがあるため、契約内容を保険会社に確認し、必要であれば空き家対応の保険への切り替えを検討してください。

空き家を持つ際の注意点

空き家を所有し続けるうえで見落としがちなのが、「特定空家」や「管理不全空家」に指定されるリスクです。近江八幡市は2016年9月に「空家等対策の推進に関する条例」を施行しており、倒壊の恐れや衛生上の問題がある空き家は特定空家として認定される可能性があります。さらに、国の法律改正により、特定空家になる前段階の「管理不全空家」であっても、管理状態が悪く行政から改善勧告を受けた場合は、固定資産税の住宅用地特例(土地の税額が最大6分の1に軽減される制度)が解除される仕組みになりました。これにより、放置を続けると土地の固定資産税が一気に増加するリスクがあります。 

また、解体して更地にした場合も同様に住宅用地特例が適用されなくなるため、「とりあえず解体すれば解決」とは一概に言えません。解体費用(木造一般住宅で100〜200万円程度が目安)に加えて、解体後の税負担増も含めたトータルコストで判断することが不可欠です。

もう一つ忘れてはならないのが、相続登記の義務化です。2024年4月から相続登記が義務付けられており、相続から3年以内に登記を完了しないと過料の対象になります。空き家の名義が亡くなった親のままになっているケースでは、売却・活用・解体のいずれを選ぶにしても、まず登記の確認と手続きを優先することが、その後の手続きを円滑に進めるための第一歩となります。

まとめ

近江八幡市の空き家は、放置すればするほど維持コストや行政上のリスクが積み重なっていきます。売却・活用・解体のどの方向を選ぶにしても、まずは現状を正確に把握したうえで、市の空き家情報バンクや補助金制度をうまく活用することが出発点となります。リノベーションによる活用は地域貢献にもつながりますし、売却であれば早期に経済的な負担を解消できます。解体は将来的な土地活用の幅を広げる半面、固定資産税が増加するリスクも頭に入れておく必要があります。 空き家 物件をどう扱うか方向性が定まらない場合は、宅地建物取引士などの資格を持つ不動産の専門家に相談するのが、最も確実な一歩といえるでしょう。まずはお気軽にお問い合わせください。


※掲載内容は執筆時点の情報です。最新情報は各自治体・関係機関の公式ホームページをご確認ください。

FAQ

よくある質問

近江八幡市の空き家情報バンクとはどのような制度ですか?

近江八幡市空き家情報バンクは、市内の空き家を売りたい・貸したい所有者と、利用を希望する方をマッチングする市の公式制度です。物件情報を市のホームページ等で公開し、移住促進や地域活性化を目的としています。所有者は所定の申請書類を提出するだけで登録でき、費用負担は基本的にありません。登録件数は時期によって変動しますが、民間市場と合わせて比較検討するのがおすすめです。

空き家を解体すると固定資産税はどうなりますか?

建物を解体して更地にすると、住宅用地に適用されていた固定資産税の軽減特例(最大6分の1)が外れるため、税額が大幅に増加します。解体前に売却や活用の可能性を検討したうえで判断することが重要です。ただし、老朽化が著しく「特定空家」や「管理不全空家」に指定されて増税やペナルティのリスクがある場合は、解体が最善策になることもあります。

近江八幡市の中古住宅・空き家物件の価格相場はどのくらいですか?

近江八幡市の中古一戸建て物件は、築年数や立地によって幅がありますが、おおむね500万円台から3,000万円台後半まで分布しています。近江八幡駅周辺や利便性の高いエリアは高め、郊外や築年数の古い物件は低めの傾向があります。空き家情報バンク登録物件は市場価格より割安なケースもあるため、比較検討が有効です。


空き家のリノベーション活用にはどのようなメリットがありますか?

リノベーションによる活用は、賃貸収入を得ながら建物を維持できるため、売却せずに資産を手元に残せる点が最大のメリットです。近江八幡市では古民家や歴史的建物を活かしたカフェや宿泊施設への転用事例も増えており、地域活性化にも貢献できます。また、補助金制度を利用できる場合はリノベーション費用の一部を賄えることもあります。

空き家を売却する場合、どのような流れで進めればよいですか?

まず不動産会社に査定を依頼し、物件の市場価値を把握することから始めます。その後、媒介契約を締結して売却活動を開始し、買主が見つかれば売買契約・引き渡しという流れになります。遺品整理や相続登記が未完了の場合は事前に対応が必要なため、早めに専門家(不動産会社・司法書士)へ相談することをおすすめします。

SUPERVISOR

この記事の監修者

奥田 伸之の顔写真

奥田 伸之 (オクダ ノブユキ)

  • 業界経験20年
  • 宅地建物取引士
  • 賃貸不動産経営管理士
「不動産歴20年!!豊富な知識でお客様の希望にピタッとくる物件紹介しますよ!」

担当業務:賃貸仲介、賃貸管理、マンション管理、売買仲介、不動産買取・仕入れ、法人対応、リフォーム、リノベーション

性別
男性
年齢
40代
出身地
滋賀県米原市
業界経験
20年
国家資格
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士
その他資格
少額短期保険募集人、損害保険募集人
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10:00 〜 18:00
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